2020/12/10 15:24




包丁に詳しい人なら知る人ぞ知るステンレス刃物鋼「粉末ハイス鋼」。

元々ドリルなど硬いものに穴を開けたりする道具に用いられているハイス鋼を一度、粉末にし

不純物を取り除いて刃物鋼に仕上げたのが粉末ハイス鋼となっております。

ただ、一つデメリットとしては


値段が高い・・・


これがネックとはなってきます。家庭で使われる万能(三徳)包丁でも安くても¥10.000前後はするであろうと思われます。

そんな高級鋼材を使用しながら、かなりリーズナブルなお値段にてご提供できるのが、こちらの


三徳 忠宗作 粉末ハイス鋼 165mm」


となっております。


ではなぜ、粉末ハイス鋼を使用しながらリーズナブルな価格でご提供できるのか?

それは製造工程にあります。


包丁のお値段の差は使用鋼材も関係しますが、一番の大きい要因は


包丁に、どれくらい職人の技術が盛り込まれているか。


これが一番お値段に影響してきます。

例えば包丁の刃紋(はもん)に注目してみて下さい。



こちらの包丁ですと、刃先の一つ内側に波打った線が通っています。

こちらが「刃紋」となっております。

これは「切れ味を出すための鋼材」を「柔らかい鋼材」で挟み込んだ三層仕上げと言われる包丁独特の模様となっております。


こちらのグレーになっている所が切れ味を出すための鋼材。
白い所が柔らかい鋼材となっており、その境目が刃紋として出てきます。
(鉛筆で例えると切れ味を出す鋼材が芯、柔らかい鋼材が木の部分といった感じです)

話は戻りますが、先程の波打った線は職人がハンマーで叩き鍛造した証拠となります。
一つ一つハンマーで叩いて鍛造しているため、刃紋が波打ちます。



それに対し今回の包丁は刃紋が比較的刃先に並行して通っています。

これは金型を使い機械でプレスして抜いている為、こういった刃紋になります。


プレスと職人が鍛造したのでは何が違うの?となりますが、

正直に申し上げますと、同じ鋼材を使用した際、鍛造して作った包丁の方が性能としては優れています。

機械の技術は、昔ながらの伝統技術には及びません。

ただ、機械で作る分、製造までの時間とコストは圧倒的にかかりません。

なので、粉末ハイス鋼を使用していても、リーズナブルな価格でご提供ができます。




また、切れ味の落ちにくさと同じくらいオススメなポイントが軽さにあります。

包丁の持ちて「柄(え)」。
柄の中にも鋼材は通っていますが、こちらの包丁は柄の半分までしか鋼材を通していません。
なのでその分、木部が多くなるため重量感は大幅に削減されます。



なので、包丁に軽さを求められる方には、とてもオススメの造りとなっております。


軽くて切れ味の落ちにくい包丁!!


これはご家庭で使われる方には理想の包丁ではないでしょうか?

その上、ステンレスなのでサビにも強いですし、機械で作っているとはいえ職人が作った包丁ですので

本当に末永く使える一丁となっております。

また三層仕上げなので研ぎも難なくできます。


切れ味が落ちにくく、末永く使え、サビにも強く、軽い万能包丁。


是非一家に一本いかがでしょうか?