2021/01/25 17:50
刃物や三省堂店長の廣瀬です。
こちらは、世界刃物3大都市のうちの一つ「岐阜県・関市」にて作られた刃物や三省堂オリジナルの菜切り包丁となっております。
昔はよく使われていた菜切り包丁ですが、今ではめっきり姿を見る機会が減りましたが、実は私はこの菜切り包丁を、かなり勧めております。
なぜか?
例えば現代のご家庭で、魚を捌いたり、大きなお肉を切り分けたりする機会は減ってきましたが、お野菜を着る機会はかなり多いと思います。
例えば三徳包丁や出刃包丁などですと、先端が尖っているので、刃先の形状がどうしてもアールになってしまい、まな板から浮いてしまう箇所が出てきます。その浮いている所に食材が来ますと切れ残りになってしまい、ネギなど繋がったまま、ということもよくあります。
しかし、この菜切り包丁ですと、刃先の形状が比較的直線になっておりますので、まな板との接地面積が広くなる分、切れ残りのリスクを減らすことができます。
また、先端恐怖症の方だと、こちらの包丁だと安心して使えるということで、菜切り包丁を普段使いの包丁にされている方も少なくありません。
↓以前作りました菜切り包丁の動画です↓
そういった所で、現代の台所にピッタリかと思い、今回菜切り包丁を紹介させて頂き、その中で軽量で女性でも扱いやすいこちらの
「菜切り 三省堂作 鎚目 積層 10A 160mm」
を紹介させて頂きます。

まず最初に刃です。
刃には愛知県にあります「愛知製鋼」様で作られております高級ステンレス刃物鋼「10Aステンレス」を使用しております。
切れ味と切れ味の持続力に定評のある鋼材となっております。
そして、こちらの包丁は刃の刃紋が何本もある「積層構造(墨流し)」と言われる構造を採用しております。
こちらの包丁は関市の職人が手作りで作っているので、同じ模様の再現ができません。ですので、同じ包丁でも若干模様が違ってきます。
なので大袈裟な話にはなりますが、世界に一つだけの模様となり、オンリーワンの包丁に仕上がっております。
そして、刃の峰側にはボコボコとした加工が施してあります。これは鎚目(つちめ)と言われる加工となっており、これがあることにより食材を切った際に刃と食材の間に隙間が出来ますので身離れがよい包丁となっております。よくテレビの通販などで販売しております、トマトなどがくっつきにくい「穴あき包丁」と似た効果となっております。
▼ このアイテムをどんな人にどんなふうに使って欲しいか教えてください。


そして、持ち手「柄(え)」ですが、交換も簡単にでき、握りやすい「八角柄」を採用しており
持ち手の黒い箇所「口輪(くちわ」は水牛の角を採用しております。
比較的安価な包丁ですと、この黒い所にはプラスチックを採用しておりますが、水牛柄ですと、長年使っていく内に
水牛の角が段々手の形に変形していき、お使いの方の手にとても馴染む形に変わってきます。
包丁と鉛筆には、とても共通点が多いです。
例えば、学校で1~6時間目まで1本の鉛筆で授業を受けると、綺麗な文字を書くのが困難になりますし、削りながら使うと、あっという間に鉛筆が短くなってしまいます。
包丁も同じく、一丁の包丁を使い続けると、包丁の負担が大きくなり、刃先もすぐに丸くなるので、切れ味が落ちるのも早くなります。
ですので、2丁以上の包丁を使うのが望ましいです。
なのでそのもう一つの包丁にピッタリの包丁となっております。